１６日午後８時半ごろ、兵庫県加古川市野口町野口の自動車専用道路「加古川バイパス」上り線で、４トントラックが路肩を暴走し、乗用車やトレーラーなど計８台が絡む多重事故が発生。トラック運転の大阪府東大阪市の男性（４７）は病院に運ばれたが、約１時間後に死亡が確認された。７台は車体がへこむなどし、運転手の４４歳と６１歳の男性２人が軽傷を負った。
兵庫県警高速隊によると、現場は片側２車線。当時は道路が混雑していた。トラックは左車線の路肩を暴走し、５台に衝突するなどした後、右に方向転換して中央分離帯に衝突。はずみで向きが左に変わり、別の２台にぶつかって左車線側で止まったという。
男性は意識がもうろうとし、ハンドルを制御できなくなっていたとみられる。同隊は、男性が何らかの病気だった可能性もあるとみて、司法解剖で死因を特定するなどして詳しい事故原因を調べる。
この事故で、上り線が最大で２キロ渋滞した。
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