京都府亀岡市で平成24年、集団登校中の児童らの列に車が突っ込み、10人が死傷した事故で、亡くなった児童2人の遺族が車を運転していた元少年(21)と父親らに計約2億円の損害賠償を求めた訴訟は3日、京都地裁(比嘉一美裁判長)で結審した。判決は来年3月18日。
原告は、横山奈緒さん=当時(8)=と小谷真緒さん=当時(7)=の両親ら。最終準備書面で「事故によって生じた精神的、経済的負担は計り知れない」と主張した。一方、被告側は慰謝料の額や、元少年の親族らが事故を予見できたかどうかなどについて争っている。
事故は24年4月23日朝、亀岡市で発生。無免許の元少年が居眠り運転して児童らの列に突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った。
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