交通事故死者67人、昨年に並ぶ 重大事故相次ぎ警戒強化 群馬

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今年の交通事故の死者数が17日までに昨年1年間の67人と同数になったことが18日、県警のまとめでわかった。昨年と比べ件数は減ったものの、12月に入り県内各地で重大事故が相次いでいる。県警では、冬の交通安全期間が終わってからも警戒を強めている。

県警によると、17日までの今年の交通事故件数は5万7769件(前年同期比709件減)で、死者数は67人(同4人増)。発生後24時間以上30日以内に亡くなった人は67人には含めないが、こちらも15人で、昨年1年間と同数になった。発生件数は昨年より減ったものの、あと半月を残し死者数は昨年1年間と並ぶという厳しい状況だ。

 県内の交通事故による死者数は、交通安全教育の普及や自動車の安全機能向上などにより、平成17年の152人から徐々に減少、昨年は過去最少だった。今年は5月まで昨年を下回るペースだったが、6、7月に急増。9月には関越道で路肩付近に停車していた乗用車に大型トラックが追突し20代の男女2人が死亡。11月には上信越道で停車していた乗用車などに大型トラックが追突し母子2人が死亡し8人が重軽傷を負う悲惨な事故も起きた。

 12月には冬の交通安全運動が行われ各地で啓発活動を行ってきたが、前橋市で4人が死亡、高崎市では高齢者同士の交通死亡事故も発生している。このため前橋市は17日に「市長声明」を発表、「ゆとりを持って運転すること」などを呼びかけた。

 高崎市でも18日、高齢者を対象に交通安全の啓発チラシや反射材を配布するなどして事故防止の注意喚起を行った。

 これから年末に向け人やモノの動きがせわしなくなる時期。県警は「速度厳守で早めのライト点灯、歩行者には反射材の着用を呼びかけ、1件でも減らしたい」としている。