田原本町長 現場にブレーキ痕なく

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奈良県田原本(たわらもと)町の寺田典弘町長(55)=同町秦庄=が道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された事件で、寺田町長が飲酒後の5日夕に同県橿原市の公共施設入り口に衝突する事故を起こした際、現場に明らかなブレーキ痕がなく、衝突直後もアクセルをふかした状態だったことが7日、県警への取材でわかった。県警は寺田町長が一時的に意識を失っていた可能性もあるとみて調べている。

 寺田町長は7日午後、県警橿原署から釈放された。

 寺田町長は5日午後1時から町内であった講演会であいさつ後に帰宅し、酎ハイや焼酎を飲んだと供述。同6時半ごろに車で歩道に乗り上げ、施設入り口にぶつかる事故を起こしたとされる。県警によると、寺田町長が飲酒した際、睡眠を促す成分を含む持病の薬を同時に飲んでいたことも新たに判明しており、県警は薬が運転に与えた影響も調べている。