危険ドラッグ暴走裁判で遺族「二度と起こさないで」 長野

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昨年5月に中野市の県道で、危険ドラッグを使って無免許で乗用車を運転し、3人を死傷させる事故を起こしたとして、危険運転致死傷などの罪に問われた当時19歳の須坂市の元少年(21)に20日、懲役13年の判決が言い渡された。事故で亡くなった川上育也さん=当時(25)=の父、哲義さん(58)は判決後、「私たちの気持ちはくんでいただけたと思う。このような事故が二度と起きないようにしてほしい」と話した。

 哲義さんは、18日には被害者参加制度を利用して法廷にも立った。元少年が問われている罪の上限は懲役30年。哲義さんは意見陳述で「情状の余地はない。長期の刑に服して反省しなければならない」と訴えていた。

 判決後、哲義さんは報道陣に対し「遺族が希望する判決には届かなかったが、霊前に報告したい。反省と薬物依存を治療する時間がもっとあってもいいと思う」と述べた。

 裁判終了後、被告は傍聴席にいた川上さんらに向かって土下座した。川上さんは「あの気持ちが事故前にあれば良かったのに」と無念そうに語った。