相次ぐ不祥事に危機感...道警署長会議

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道警の署長会議が16日、札幌市中央区の道警本部で開かれた。現職警察官の酒気帯び運転事件など、相次ぐ不祥事を受け、室城信之本部長は「組織の根幹に関わる極めて深刻な事態だ」と強い危機感を示した。

 会議には道内69署の署長ら幹部約180人が出席。冒頭、横内龍三・道公安委員長が、不祥事の多発について「今一度、警察組織にとって道民から信頼されることがいかに大切かということを思い起こしてほしい」と訓示。室城本部長は「軽率で安易な行動が、地道に築き上げてきた道民の期待と信頼を一瞬にして失墜させてしまう。不祥事の絶無に万全を期されたい」と戒めた。

 会議ではこのほか、特殊詐欺被害や死亡交通事故の防止対策、ストーカー・DV(配偶者や恋人からの暴力)事案への的確な対処など、治安対策上の重要課題を確認した。