飲酒ひき逃げの浜松市職員 懲戒免職

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浜松市は二十八日、軽傷ひき逃げ事件を起こして逮捕された北区役所区振興課の男性職員(41)を懲戒免職処分にした。本年度の同市職員の懲戒処分は三人目。市は市役所で記者会見して謝罪し、自宅外での飲酒の報告を義務付けるなどの再発防止策を説明した。

 会見した長田繁喜総務部長は、処分理由を「人身事故を起こしながら、飲酒していたために逃走したという極めて悪質な行為。地方公務員としての信用を傷つけ、本市行政の信用を失墜させた」と述べた。職員を管理する立場にあった北区役所の斎藤誠区長と小出行孝副区長は訓告とした。

 再発防止に向けて、自宅外での飲酒の報告に加え、飲酒運転撲滅を啓発するステッカーを全職員の自家用車に貼り、自覚を促す対策などを挙げた。

 市によると、職員は十日午後十一時すぎ、市内の飲食店二店で飲酒した後に車を運転し、同市中区住吉の市道で、女性の軽乗用車に追突して軽傷を負わせ、そのまま逃走した。十三日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の容疑で浜松中央署に逮捕された。

 鈴木康友市長は「再発防止に努め職員の綱紀の確保について徹底を図っていく」と文書で謝罪した。

(飲酒ひき逃げで実名が出ないのはやはり公務員だからなのでしょうか)