心斎橋暴走、低血糖の危険認識と判断...在宅起訴

  • Posted on
  • by
  • in

大阪地検は27日、大阪・心斎橋で昨年6月、ワゴン車が暴走し、3人が重軽傷を負った事故で、運転していた会社員宮谷則幸容疑者(66)を自動車運転死傷行為処罰法の危険運転致傷罪で在宅起訴した。

 地検は逮捕から1年以上、刑事処分を慎重に検討してきたが、宮谷容疑者が、低血糖状態に陥って事故を起こす危険性を認識していたと判断した。

 起訴状によると、宮谷容疑者は昨年6月30日、低血糖症の影響により、正常な運転に支障が出る恐れがある状態で運転。大阪市中央区の御堂筋付近で意識が低下し、乗用車に衝突するなどして3人を負傷させた、とされる。

 地検は、宮谷容疑者が糖尿病の治療薬・インスリンを摂取後、適切な時間に食事を取らなかったとみている。

(危険運転致死罪が適用されれば、最大12年の懲役刑となります)